生命体の中で唯一回転運動する器官「鞭毛 Flagella 」から名付けられたこのロボットは、一見柔らかいものかくねくねと身をよじらせているように見えますが、実は緩やかなカーブをもつ管状の剛体を数カ所でねじれるように回転させることで、しなやかな動きを実現しています。サーボモータのシンプルな回転制御が行われているだけで、Flagellaは「なめらかに動いているように見える構造」のデザインが可能となりました。
複数の管が互いにぶつからないよう制御されているため、センサの実装などはされていないにも関わらず、暗喩的に外界の認知を感じさせます。そんな彼らの知性を人は想像し、そして、つい手をのばしてしまうのです。
Credit
Design and Direction: Shunji Yamanaka
Design Engineering: Yusuke Kamiyama, Mitsuru Muramatsu
Cooperation: Yamanaka Design Laboratory SFC KEIO University
Production: Nichinan corp.
Photo: Yukio Shimizu
Client:
Category:
Installation
Date:
January 1, 2009
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